この図は、仏教の根本理念である三法印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)を、エントロピー増大の法則と関連づけて説明しています。
- 諸行無常は、「すべての現象は変わり続ける」という考えであり、エントロピーの増大と一致します。物事が秩序から無秩序へと進行していくように、私たちの人生も時間とともに変化し続けます。
- 諸法無我は、「すべての存在は独立したものではなく、相互に影響し合っている」という教えであり、これもエントロピーの増大によって示される相互作用と関連しています。行動範囲や情報量が広がるほど、他者や環境との影響を強く受けることになります。これが私たちの学びの源であり、カルマの影響を受けることを意味します。
- 涅槃寂静は、「最終的な安らぎの境地」を指し、エントロピーが最大になったとき、すなわち死を迎えるときに訪れる状態を示しています。これにより、行動範囲は縮小し、最終的には穏やかな状態(調和)に至ります。
波と時間軸の意味
図の縦軸は、空間(行動範囲)と情報量を示しています。生まれたときはその波が小さく、成長とともに行動範囲や情報が増え、波が大きくなります。しかし、年齢を重ねるにつれてその波は穏やかになり、やがて行動範囲は縮小していきます。
横軸は時間の流れを表し、私たちの人生が「生→老→病→死」という四苦を経験することを示しています。この時間軸に沿って、エントロピーは徐々に増大していきます。行動範囲が広がり、情報量が増えるにつれて、私たちは多くの学びとカルマの影響を受けることになります。
【参考資料】
「時間」とはなにか?→「量子もつれ」によって作られた“副産物”かも イタリアの研究者らが提唱
「なぜ時間は過去→未来にしか進まない?」を“量子もつれ”で説明か 未解決問題「時間の矢」に切り込む
エントロピーとプロトンスピノミクス理論
この図では、エントロピーの増大がやがてピークに達し、死に至ることを示しています。エントロピーが最大になった時点で、生命の波は消え去り、涅槃寂静に至ります。これをプロトンスピノミクス理論に当てはめると、体内のプロトンの振る舞いがエントロピーと連動し、老化や死に影響を与えると考えられます。
この図は、仏教の「四苦」である生・病・老・死を、プロトンスピノミクス理論に基づいたプロトンの振る舞いと関連付けて説明しています。
生の状態:
生まれたばかりの状態では、体内のプロトンは調和した状態にあり、健康でエネルギーに満ちた状態を示しています。図では、弱アルカリ状態として表現されており、これは体内のプロトンがバランスよく機能していることを示します。この段階では、エントロピーはまだ低く、体の中の秩序が維持されています。
病の状態:
体調が悪化し病にかかると、プロトンの振る舞いが乱れ始めます。体内でプロトンが酸化状態に移行し、酸性度が増すとともにエントロピーも増大していきます。この図では、プロトンの酸化状態が増えてくる過程が示されています。この段階では、体内のエネルギー循環やバランスが崩れ、病気の症状が現れます。
老の状態:
老化が進むと、さらに多くのプロトンが酸化状態に陥り、体内のバランスが崩れます。この段階では、プロトンが酸化状態に傾き、体の機能が徐々に低下していきます。エントロピーの増大に伴い、行動範囲や身体の自由も制限されていきます。
死の状態:
最終的に、体内のほとんどのプロトンが酸化状態に達し、生命が終焉を迎えます。エントロピーが最大に達するこの段階では、生命のエネルギーが失われ、死に至ります。ここでは、すべてのプロトンが酸化状態にあり、これが死を迎えることを示しています。
プロトンスピノミクス理論と四苦の関連
プロトンスピノミクス理論では、プロトンの酸化が体内のエネルギー状態を決定し、これが生命の健康状態に大きく影響を与えるとされています。この図では、生まれたばかりの健康な状態から、病や老化、そして死に至るまでのプロトンの変化が視覚化されています。生病老死の四苦は、エントロピーの増大とプロトンの酸化によって説明できるという考えです。
また、エントロピーの増大を抑え、プロトンの健康な振る舞いを維持することで、老化を遅らせ、健康を保つことが可能であるとされています。プレバランスで提供されるAMRITA水やZERO-RESET水、バイオフォトン療法は、このプロトンの振る舞いを改善し、エントロピーの増加を防ぐために設計された製品と療法です。