運命処方システムとは

~最高の処方は、他のために熱心に祈りを捧げることである~

はじめに

ドクターは患者を診断したあと、処方を与えます。同様に、祈りのセラピストはプレバランス占星術を使って鑑定をしたあと、必要に応じてクライアントに処方を与えなければなりません。問題を指摘しただけでは、不安や恐怖を与えるだけの無責任なセラピストです。また、根本原因の処方ができなければ、クライアントは真に救われることはありません。

悩みや苦しみのほとんどは、「無知」から生じています。問題の本質を知り、解決するための知恵と勇気を持ち合わせていないのです。
迫り来る不幸を予見できたところで、それを乗り越える術を知らないのが一般の人たちなのです。そして、それを乗り越える術を与えることができないとしたら、占星術を実践する意味がありません。

Dr.Swaraは、この知恵と勇気を与える「運命処方システム」なのです。

Dr.Swara マニュアル 

 

運命処方システムの留意点

 運命処方には、次の2つに留意する必要があります。
ひとつは、カルマの浄化、もうひとつは、積徳です。
インド占星術の原型を作られた聖仙パラシャラの経典「ブリハット・パラーシャラ・ホーラー・シャーストラ」には「マントラと慈善活動」だけが処方として記されています。
マントラは、神への感謝の祈りであり、それだけでもカルマが浄化されて深い瞑想に入り、解脱することも可能であるとされています。

慈善活動は、積徳の実践です。
一般にマントラ、ヤントラ、宝石などの処方がよく知られていますが、それらの処方が効果を発揮するためには、徳がなければいけません。
徳とは、運のことです。不運な人はなにをやってもうまくいかないのと同じように、徳のない人はなにをやってもうまくいきません。それは処方においても同じです。徳のない人がいくら処方を繰りかえしても、状況は改善されるどころか、悪化することさえあります。

徳とは、現在社会のポイントシステムのようなものです。徳を積む行為を行うことでポイントが貯まり、このポイントによって処方の効果が発揮されるのです。
ですから、まず徳を積む実践をすることが必要なのです。
徳がないのに処方を繰り返しても、徳を消耗する一方なので、たとえ処方に間違いがなくても、状況はかえって悪化しかねません。

徳を積む方法やカルマについては、この画像をクリックして動画解説で確認ください。

慈善活動の背景には、カルマの法則(因果応報)があります。
他人に対してとった行為は、いずれそのまま返ってきます。困った人を助けると言う行為は、いずれ「困ったときに助けられる」というカルマを形成します。

カルマからの解消は、この法則を応用すればよいのです。
病気で悩む人は、病気の人を助ければいいのです。結婚に悩む人は、結婚に悩む人を助けます。子供のことで悩む人は、子供のことで悩む人を助けてください。お金で悩む人は、お金で苦しむ人たちに寄付をします。
10室が仕事のハウスであり、カルマのハウスでもあるのは、「自分のカルマを解消するための仕事を選ぶ」ということなのだと思います。
人に喜びを与えれば、その喜びはいずれ自分に返ってきます。
これらの行為を続けていき、実感できるようになると、「他人の喜び=自分の喜び」→「他人に対する善行=自分に対する善行」という事実に気づきはじめます。

さらに意識が高まると、「他人と自分に違いがない」「他人=自分」という一元の思想を実感できるようになります。この境地は、いわゆる高度な悟りに似た境地とも言えます。
この段階において、多くの苦悩が消え去っているはずです。なぜなら、苦悩の根拠となるエゴの多くが消え去っているからです。

エゴとは、自分だけが正しい、自分は特別だ、自分だけが良ければいいという意識です。自分と他人を分ける、二元の意識です。慈善・奉仕・献身によって一元の意識が体得できたとき、この二元の意識は消え去っています。

自己中とエゴと苦悩

苦悩の多い人は、意識が自分に向かっています。
意識が自分に向かうと、他人と自分を比べて「他の人は…なのに、自分はどうして…なのか」といらぬ心配が始まります。そうやって意識が自分に向かえば向かうほど、エゴが増え始め、苦悩が苦悩をつくりだす悪循環に陥ります。

自分のことを忘れるほど忙しい人は、自分を忘れることで病気や悩み苦しみはいったん収まります。それは、エゴがなくなるわけではなく、意識が自分に向かわないので、エゴが活躍する場面がない状態だからです。

仕事で自分のことを忘れるよりも、他人のことで自分のことを忘れる方がもっと幸せです。

なぜなら、他人と自分は同じであるという真実に気づき、エゴを崩壊させるチャンスに恵まれるからです。それは、輪廻転生から離脱するチャンスでもあり、無常の苦しみから解放され、永遠の幸福を得るチャンスでもあるからです。

聖仙パラシャラがマントラと同様に慈善活動を処方として掲げた背景には、このような理論があるのです。